この記事の目次
簡単なあらすじ
SPコミックス未収録作品。サウジアラビアで進みつつある超高層ビル開発。建設反対派の中心人物だったファハドは、建設会社の汚職データを息子のラシードに託し謎の死をとげる。父の復讐を誓うラシードは、特定の連絡網を通さず独自の方法でGにコンタクトをとるが…。 脚本:宮口幸治
アラブの未来
何も無いと思われた荒野に天然資源を発見したことで、豊かな生活を手に入れたアラブ諸国。近年は脱化石燃料を合言葉に発電の多様化や資源のリユース化を進めている。しかし、アメリカの攻撃に端を発したホルムズ海峡の封鎖により、改めて天然資源の重要性が認識された格好だ。
とは言え、いつまでも天然資源が持続するとは限らない。未来を見据えた一手として進んでいるのが、観光資源やビジネスセンターとしての超高層ビルの開発だ。作中で披露しているビルは地上70階、地下5階の高さ320メートルとある。まさに摩天楼だろう。
ジャンプは2回
タイトルにある「ジャンプ」は作中に2回登場する。1つ目は依頼人の父親が息子に後を託して飛び降り自殺をするところ。高額なゴルゴの依頼に保険金を当てるのは珍しくない。過去にも『ヒューム卿最後の事件』や『腐食鉄鋼』などある。
2つ目はゴルゴが狙撃する場面で、ターゲットが行うバンジージャンプだ。バンジージャンプを「何を好き好んで」と思う人も多いだろうが、ビルやタワーに併設しているところも多い。依頼人の希望である「復讐」を受け入れる形で、ゴルゴはバンジー中を狙撃することになり、依頼の困難度が跳ね上がった。
間接的な狙撃
単にターゲットの狙撃を依頼された場合、ゴルゴはヘッドショットで決めることがほとんど。しかし依頼人の条件を受け入れるなどの形で、間接的にターゲットの命を奪うような狙撃を行ったことが何度もある。
例えば『ピンヘッド・シュート』では、ターゲットの治療中に刺す鍼の先端を狙撃することで、鍼を深く刺させてターゲットを殺害し、事故死に見せかけている。今回のゴルゴはバンジージャンプの金具を狙撃することになるのだが、ターゲットの身長や体重、バンジージャンプのロープの長さ、さらには風速まで計算に入れて、狙撃を成功させた。
この作品が読める書籍はこちら
2026年7月現在、単行本化はされていません。単行本化までしばらくお待ちください。
研 修治
最新記事 by 研 修治 (全て見る)
- ゴルゴ13:第664話『楽園の獣』のみどころ - 2026年9月6日
- ゴルゴ13:第663話『香港の錦』のみどころ - 2026年9月6日
- ゴルゴ13:第662話『卑怯な金』のみどころ - 2026年7月23日









ゴルゴ13のナビゲートなら当サイトにおまかせ! 自他ともに認めるゴルゴ好きライター陣が、おすすめ作品のみどころを熱く語ります。これであなたもベスト・エピソードに一発アクセス!






















