この記事の目次
簡単なあらすじ
SPコミックス未収録作品。悪名高いジャクソン・ファミリーによって家族のいのちを奪われた者たちが、ゴルゴの応援を得て復讐を果たすまでを描く短編。脚本は『神の手』『天使の一滴』『最後の酒』のながいみちのり氏。
積み重なった悪
本作でゴルゴのターゲットとなったのは、犯罪組織のボスであるジャクソン。本人や部下が多くの犯罪を行ってきたものの、権力と金でもみ消してのさばっている。そんなジャクソンに恨みを持つ3人と1匹が力を合わせて復讐を果たすのだが、そのきっかけとなる場が、どこにでもありそうなダイナー(町中にある食堂)なのがアメリカらしい。
ダイナーで3人が出会っていなかったら、さらにダイナーの主人がゴルゴへの連絡方法を知らなかったら、ジャクソンは生き延びていたかもしれない。まあ小悪党なりに運が尽きていたのだろう。
殺さない依頼
ジャクソンに妻を殺されたビリーと、弟を殺されたスーザンが直接の依頼人。詳細な依頼内容は描かれていないものの、ジャクソンの護衛6人が銃を取り出しても、ゴルゴは銃や護衛の腕などを撃つだけに留めており、結果的にジャクソンや部下ら誰一人として殺さないままに仕事を終えている。
どうやらビリーとスーザンが自分自身で復讐を果たす手伝いをゴルゴに依頼したらしい。そこで余計な殺しをしないよう頼んだのか。それとも依頼を聞いたゴルゴの判断でそうしたのかは分からないが、依頼人の意思を尊重するゴルゴらしい仕事の仕方だ。
身体を張る依頼人
ゴルゴが表に出ない形で依頼人を守る展開は『ホンジュラスの兄弟』でも描かれている。弟を救うために兄がマフィアの本拠地へ乗り込む際、ゴルゴは少し離れたところから兄を襲おうとするマフィアを狙撃で脅していた。年を取っ太ったジャクソンながら、元高校ヘビー級チャンプらしい。
そんなジャクソンの反撃でビリーとスーザンは危機に陥ったものの、そこに犬が加わることで復讐が成功した。一部始終を見ていたゴルゴが「頑張れ」と応援はしないだろうが、復讐を終えた2人の帰路までジャクソンの部下から守り切るのは、ゴルゴならではに違いない。
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研 修治
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