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美しきエロチシズムとは……?
幼年期に人畜無害なマンガや映画ばかりを観て育つ。そんな習慣のある国に限って凶悪な性犯罪が多発するといいます。美しいエロチシズムに触れて性衝動を発散させることは、大切な営みであるはずなのに、エロチシズムと卑猥さを混同してしまっているんですね。
不朽の名作『ゴルゴ13』における美しいエロチシズムってなんでしょうか? それは主人公、デューク・東郷のベッドシーンに他なりません。『ゴルゴ13』を全国中学校の図書館に置けば、日本の性犯罪は激減する……かも。
そこで今回は運営者の独断と偏見で選出した『ゴルゴ13』屈指のベッドシーンを収録巻とともにご紹介。もちろん、成人された紳士淑女のみなさんも楽しんでね。
第4巻『査察シースルー』
美貌のCIA工作員スネーク・ダンサーが登場する一編。延々8ページにわたって彼女の魅力を堪能できる初期の名作です。ベッドシーンとともに依頼の背景が語られる手法は、70年代作品の醍醐味ですね。
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第36巻『焼けただれた砂』
シリーズ初! ゴルゴと3度寝た女・リリイが登場。歌手でレズビアンでもあるリリイが、ゴルゴ色に染まっていく描写は必見の場面です。「敵を知るには、その敵と寝た相手を、知ることだ……」の名言でも有名な一編。
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第73巻『ダイブtoトリポリ』
こちらもゴルゴと3度寝た女・エルザが登場。CIAの有能な工作員であるエルザは、「君がいなけりゃあ、すでに作戦はストップしている」と、ゴルゴからのお褒めの言葉を頂戴した珍しい女性キャラクターです。
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第74巻『見えない翼』
KGBのゾーヤ・クリコフ少尉が登場する一編です。正体がバレたにもかかわらず、ゴルゴの詰問を無視してパンツを脱がせる図太さは見事。FBIとの銃撃戦では、ゴルゴをかばって殉職してしまいます。
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第80巻『楽園の汚染』
組織のボスの娘・アンジェラが登場。ゴルゴを「買ってあげる」と言い放った彼女は、SMプレイを始めてみたり、ムチで打ってみたりとやりたい放題。その後は、ゴルゴも額に汗かく濃厚ベッドシーンが展開されます。
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第101巻『カオスの帝国』
大学教授のアイリーン・ジョゼフソンが登場する一編です。こちらもスゴイ。知識階級の女性は総じて多淫に描かれるのが『ゴルゴ13』の特徴ですが、彼女はその代表格といってもいいでしょう。
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第102巻『メデジンカルテル』
高層ビルの屋上からのダイビング・ショットが有名な本作。じつは『THE ゴルゴ学』で行われた歴代色情狂ランキングで第3位に輝いた強力な女性キャラも登場しています。濃厚ベッドシーンは読んでのお楽しみ。
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第110巻『冷血キャサリン』
ゴルゴの子を産んだとされるIRAのテロリスト、キャサリン・マッコールが登場。女性の性(さが)を見事に描写したベッド・シーンはシリーズ屈指の迫力です。本質的にはゴルゴとキャサリンのラブ・ストーリーといってもいいでしょう。
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第122巻『アム・シャラーの砲身』
米国高等戦略研究所に勤めるアラビアンな女性秘書がお相手の一編です。藁が積まれた納屋でおこなわれる異色の情事。口ひげをつけたまま、後ろから事におよぶデューク東郷がダイナミック。
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第128巻『演出国家』
ハーバード大卒、美貌の国連職員・クレインが登場。自身の魅力に自信があるものの「燃えさせてくれる男に一度も出会ったことがない」と語るクレイン。そんな彼女にゴルゴを紹介する恩師もなかなかイジワルですね。
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第140巻『パンドラの柩』
遺伝子研究家のマリナ・パットナムが登場する一編です。新聞記者を装い接近したゴルゴを、素早く目で犯すマリナ女史。作戦上、仮死状態となったゴルゴの身を預かるほどの信頼関係を構築したマリナ女史だけに、ベッドシーンも濃厚です。
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第147巻『バイルス・チェイス』
アメリカ大統領補佐官のミレット女史が登場する一編。ゴルゴの鋼の肉体をみて欲情してしまった彼女は、「責任をとれ」とメチャクチャな論理でゴルゴに迫ります。洋上で繰り広げられる情熱的な一夜。
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第162巻『海の鉱山』
三十路の踊り子・ドーニャと、ゴルゴが雇っている女情報屋が登場。どちらとも情事におよぶ大車輪な一編です。3度目を要求した情報屋が、フラれた際に発した捨て台詞がおもしろい。作品自体は純愛をテーマにした力作です。
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第185巻『史上初の狙撃者』
ゴルゴが初めて抱いた日本人女性・六条有香が登場する一編で、ふたりは二回戦まで突入。連載開始から42年間、日本人女性とは関係を持たなかったゴルゴですから、六条有香は別の意味で“史上初の狙撃者”と言えそうです。
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第193巻『血まみれのマハ』
背後からゴルゴに触れることを許された数少ない女性・モニカが登場。普段は殺し屋として活躍するモニカですが、ゴルゴとの関係は……? 名作だけを集めた決定版『改訂版リーダーズ・チョイス』にも選出された人気作です。
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第643話『怪力戦士イヴァノバ』
ロシア軍との戦いで2度にわたりゴルゴと共闘した怪力女・イヴァノバが登場。巨体で不美人のイヴァノバですが、ゴルゴを前から抱きしめ、後ろからも抱きしめ、バイクでの二人乗りまで達成し、最後は駄々をこねてベッドまで引きずり込んだ猛者中の猛者でありました。
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斉藤 ルッチ
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