この記事の目次
プライドを賭けて挑んだ男たち
一騎当千の暗殺者とゴルゴ13の一騎討ちを描いた“ゴルゴのライバル”エピソード。僕とライバル・エピソードとの出会いは20代の頃に読んだ『バイオニック・ソルジャー』です。面白くて面白くて、もっとライバル・エピソードを読みたいと思い書店へと走りました。でも当時はネットなど無い時代です。ライバル・エピソードが全部でいくつあって、それぞれ第何巻に収録されているのかが分からなくて断念しました。
そこでこの記事では心に残ったライバル・エピソードと、それぞれの収録巻をご紹介しています。同じような境遇の方にお役に立てていただければ嬉しく思います。なお女性のライバル暗殺者が登場するエピソードについては、別途『華麗なる女殺し屋たち』の記事でまとめてあります。こちらも是非ご覧ください。
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第1巻『デロスの咆哮』
ソ連側の暗殺者・ボネが登場するエピソード。ゴルゴと暗殺者がシリーズで初めて一騎討ちをおこなったのが、この『デロスの咆哮』です。美女キャラ・アルガリータと演じたシリーズ初のロマンスもみどころ。
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第2巻『南仏海岸』
何者かに標的を狙撃され、獲物を横取りされてしまうゴルゴ。犯人は一体……?恐るべきライバル・視覚障害をもつ殺し屋イクシオンが登場するのは第2巻『南仏海岸』です。秀逸なラストシーンは必見!
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第4巻『魔笛のシュツカ』
かつてナチス突撃隊で「シュツカ」の暗号名で恐れられた暗殺者・ベルンハイムが登場する第4巻収録『魔笛のシュツカ』。墓地での決闘はウェスタン調でカッコいいです。
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第5巻『スタジアムに血を流して』
射撃のシルエット競技で世界最高記録をマークした天才、デイブ・クルーガーが立ちはだかる一編。デイブは「右腕を撃ち抜く」と予告してから、ゴルゴの右腕を撃ち抜く芸当をみせた凄腕ガンマンでした。
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第6巻『ラブはナイフ』
ナイフ投げの名人ベン・ピアーズが登場する一編。ゴルゴの名を語り暗殺を請け負うピアーズは、いつしか本物のゴルゴを超えたいと願いますが……。男なら誰もが憧れる“最強の称号”をテーマに描く短編。
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第10巻『アラスカ工作員』
KGBの凄腕エージェント、ニコライ・エフゲネウィッチ・イエスホブが登場。“隼のイエス”の名で恐れられるイエスホブとの死闘は、極寒のアラスカが舞台です。
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第13巻『ANGRY WAVES』
“シャドウ”の通り名をもつ超一流スナイパー、ビンセント・ケスラーが登場するのは13巻収録『ANGRY WAVES』。海上を舞台にダイナミックに描かれるゴルゴvsケスラーの決闘!
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第16巻『九竜の餓狼』
“散弾銃スミニー”の異名で恐れられる香港政庁警察のダーク・張・スミス警部が登場。ゴルゴへの復讐心だけで生きてきたスミスには、護衛していたVIPをゴルゴに殺害され出世の道を絶たれた過去が……。
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第28巻『死者の唄』
スペイン情報局から毒針を使う謎の暗殺者を始末してほしいとの依頼が舞い込みます。読者も謎解きに参加する作品ですので、ここでは犯人の正体を伏せておきましょう。夕日をバックにした美しい闘い。美人情報員・マリアも登場しますよ。
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第30巻『氷結海峡』
“超人イヌイット”の異名をもつジョー・アガスラックが登場する一編です。近代兵器が役に立たない極寒のアラスカでの一騎討ち。ゴルゴがみせた驚愕の秘策とは? シリーズ屈指の問題作とされるファン必見の一話です。
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第31巻『落日の死影』
もしかしたらゴルゴと友達になれたかもしれない暗殺者、ハンス・ユルゲンスが登場した『落日の死影』。ハンスは最強ライバル御三家の1人目で、ファンからも惜しまれながら死んでいった貴重なキャラです。
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第37巻『チャイナ・タウン』
中国マフィアに雇われている殺し屋ハンク・趙が登場するエピソード。ハンク・趙は太極拳の達人で、同じく太極拳の達人・周竜明に扮して潜入したゴルゴと対決します。怪鳥音(古い!)が飛び交うカンフー・アクションはシリーズのなかでも異色中の異色シーンです。
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第38巻『鬼畜の宴』
最強ライバル御三家の2人目・スパルタカスが登場する一編。シリーズ史上、最高のライバルといわれる彼との一騎討ちは、文学のような美しさをもった至高の闘いでした。後半はスパルタカスの弔い狙撃という側面もある作品です。
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第40巻『陽気な狙撃者』
暗殺者とは思えない能天気キャラ、バーナビーが登場。エチオピア空軍が使う次期戦闘機をめぐり、ゴルゴと狙撃の腕前を競います。ラストの描写がシリーズ屈指のカッコ良さです。
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第55巻『黒い瞳 EBONY EYES』
北朝鮮国籍を持つ用心棒・キムが登場。ゴルゴの行動の裏をかく戦略で健闘をみせました。地元の暴走族の協力がなければゴルゴは爆死していたかも知れません。ゴルゴの子供が登場する仰天の一編でもあります。
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第66巻『デッド・アングル』
オックスフォードを首席で卒業し、オリンピックで金メダル確実といわれた天才スナイパー、カッツ・ドーベルが登場。ゴルゴの数十分の一の報酬で依頼を遂行するカッツを手にいれた国務省は、用済みとなったゴルゴの始末をカッツに指示しますが……。
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第66巻『ロックフォードの野望(謀略の死角)』
ロックフォード家が発した強権は「ゴルゴ13に仕事を依頼した人間は、ロックフォード家が始末する」だった!ライバルとしてロックフォード財閥お抱えの狙撃手・ララが登場。友を殺されたゴルゴの怒りのスナイプが炸裂する一編です。
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第68巻『兵士は森に眠る』
ベトナム戦争の英雄、ダニエル・ストライカーが登場。特殊部隊でNo.1の射撃術を誇ったストライカーとゴルゴの戦いは、時代劇の間合いで行われた正々堂々の“決闘”でした。
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第79巻『スーパー・スターの共演』
モスクワ五輪の金メダル候補最右翼だったレデル・二コラヴィッチが登場します。二コラヴィッチの転落人生がうまく描写されていて、感情移入できること間違いなし。二コラヴィッチの射撃フォームを徹底分析するゴルゴの真意とは……?
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第85巻『14Kの謎』
保守党の最長老・黒井信介のボディガードを努める日本人・ヨシオが登場。ゴルゴに正々堂々と挑み敗れます。86巻『禿鷲伝説』にも登場するキャラなので、先に『禿鷲伝説』を読んでおくと一層楽しめますよ。
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第86巻『大学教授の私生活』
ハーバード大学の教授のグレッグ・ゴールドマンが登場。大学教授の裏の顔は暗殺者という異色の設定。先に73巻収録『フィールド・テスト』を読んでおけば一層楽しめます。
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第94巻『北の暗殺教官』
フィリピンの共産ゲリラに射撃術を指導するソ連陸軍のイゴール・ギメルシュが登場。相棒のソフィアと共にゴルゴを迎え撃ちますが……。
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第100巻『傑作・アサルトライフル』
フランスNO.1の双子の傭兵・サビーヌ兄弟が登場。改造銃の鬼才・カイザーが発明した新型銃を駆使してゴルゴを追い詰めました。
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第103巻『モスクワの記憶』
ソ連きってのコマンド・サンボの使い手、アンドレイ・イワノビッチが登場。許しを得ずに背後からゴルゴの身体に触れた暗殺者は、彼ただひとりです。戦中・戦後ミステリーがお好きな方にもオススメな一編だといえます。
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第104巻『バイオニック・ソルジャー』
最強ライバル御三家の3人目・ライリーが登場した『バイオニック・ソルジャー』。ペンタゴンの遺伝子工学技術が生み出した超人・ライリーとの死闘は、なんと21日間にも及びました。ライリーの圧倒的な能力の前に、ゴルゴは狙撃を失敗してしまいます。
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第104巻『黒い星』
米国のグリーンベレーやソ連のスペツナズと同等の実力をもつ中国の特殊兵が登場。必殺のナイフ術の前にゴルゴも大苦戦!台湾の地下組織「竹連幇」の女首領・張も魅力的なキャラクターです。
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第106巻『直線と曲線の荒野』
スペツナズ出身の暗殺者アンドレイ・セミョーノフが登場。空気抵抗抑制にたけた“魔弾”とよばれる新型銃弾を装填した新兵器AK-93と、ゴルゴの愛銃M-16との対決に興奮。見開き2ページを贅沢に使った圧巻の狙撃シーン!
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第113巻『殺人マニュアル』
ゴルゴの射撃術をそっくりそのまま再現してみせたフランキーが登場。敏腕プログラマーと手を組み、ゴルゴに乾坤一擲の大勝負を仕掛けました。ゴルゴが信頼する協力者として登場する、敏腕記者・ジョージも魅力的なキャラクターです。
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第115巻『沖縄シンドローム』
琉球王家の血を引く自衛隊始まって以来の天才パイロット・伊波天臣が登場。伊波は財界の大物・菱井グループの松方と結託し、秘密作戦「オペレーション・トロイ」を決行。首里城でのゴルゴとの対決は語り草となっている名勝負です。
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第119巻『白龍昇り立つ』
山岳戦のプロ・燐が登場する一編。ヒマラヤ山脈を舞台にシリーズ屈指の“極限の闘い”が幕を開ける!ゴルゴの苦しむ表情が好きという表情フェチな方は、本作でキュン死してみるのも一興です。
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第120巻『乳白の闇』
新兵器レーザー・ガンを操るDr.タップスが登場する一編。スナイパーの命である「目」を失明させるべく、ゴルゴを執拗に狙うタップス。ゴルゴに勝機は……・?
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第132巻『新法王の条件』
史上初の白人以外の法王誕生を快く思わない勢力によってエヴァンス暗殺計画が実行される。暗殺を請け負ったのは旧KGB時代、その狙撃の腕はソ連NO.1といわれた男ユーリー・ゴルスキー。ゴルスキーは“ある作戦”をめぐりゴルゴと因縁が……。
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第135巻『ダブル・ミーニング』
アメリカ大統領補佐官・ボイスコフが放った凄腕スナイパー、カヤックが登場します。狙撃者が銃弾を撃つ前に、狙撃者の位置を把握する恐るべき兵器「SADSシステム」を駆使してゴルゴに挑むカヤック。ボイスコフとの頭脳戦もみどころです。
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第137巻『カフカーズの群狼』
特殊部隊スペツナズから精鋭だけを選出し結成されたソ連の最強部隊「アルファ」。その隊長であるユーリ・マレコフ大佐が登場します。チェチェン武装集団を鎮圧すべく、カフカーズの山中に潜入したマレコフですが、そこには……。
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第141巻『ミステリーの女王2』
映画界の女王がゴルゴに宣戦布告!ゴルゴへの復讐に燃える傭兵、マックス・シュナイダーも登場。22年前にできたゴルゴとマックスの因縁とは?前作『ミステリーの女王』を先に読んでおくと一層楽しめます。
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第148巻『装甲兵SDR2』
アメリカが密かに戦地投入を目論むロボット兵SDR2が登場。ペンタゴンは孤島のジャングルで、ゴルゴを含むテロリスト軍団とSDR2を対決させ、実験データを採取しますが……。
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第149巻『極限標的』
アメリカ大統領直属の狙撃チームに所属するマックレガー中佐が登場。護衛中のVIPをゴルゴに殺害された中佐の転落人生が見事に描かれていて、人間ドラマとしても楽しめます。
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第150巻『未来予測射撃』
ゴルゴも敬意を表した天才スナイパー、ジョン・スミスが登場する『未来予測射撃』。『鬼畜の宴』のvsスパルタカス戦を彷彿とさせる美しき決闘です。郷ひろみ似のハンサム暗殺者はなかなか珍しい。
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第160巻『亜細亜の遺産』
戦後、反占領軍活動を目的として設立された「黒田機関」が誇る最強の刺客・江兄弟が登場する160巻収録『亜細亜の遺産』。日本古来の武術「寸鉄」の達人・承権と、狙撃の天才・承明の兄弟がゴルゴを襲う!
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第174巻『極北のテロル』
核廃棄物をつかったテロの阻止を依頼されたゴルゴ。しかしテロ首謀者は過去に瀕死のゴルゴを助けたことがある恩人だった……。“イヌイットの鬼神”デゴスとの死闘は、平成作品屈指の美しさです。
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第176巻『必殺の0.5秒』
一対一のスナイパー同士での勝負では無敗を誇るブレッドが登場。0.5秒で銃弾をよける特殊能力をもつブレッドに、ゴルゴはどう立ち向かうのか? 同じ能力をもつ者同士の息詰まる攻防!
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第589話『選抜射手』
選び抜かれた狙撃能力が高い兵士(選抜射手)とゴルゴとの決闘を描く対決モノです。アメリカ陸軍の名狙撃手・マークスマンは、ヒットマン(ゴルゴ)に命を狙われている元上官に請われ、ボディガードを請け負うことに。息詰まる山岳戦がみどころ。
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第620話『ラスト・ラフ』
別名“隣にいる暗殺者”。至近距離からの暗殺を専門とする正体不明の暗殺者・ストラウブが登場。彼の標的となった男から、ストラウブ排除の依頼をうけたゴルゴですが……。姿、名前、職業を自由自在に変え、標的に接近するストラウブとの息詰まる決闘。
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