この記事の目次
簡単なあらすじ
SPコミックス第73巻収録。MITのシュルツ教授は、強化プラスティックのみで作成された高性能ライフルを開発した。このライフルの実用性を試すため、コロンビアのゲリラ組織にライフルを使わせる教授。つぎに彼は、自分の開発したライフルを持ったゲリラとゴルゴを対決させるフィールド・テストを計画するが……。脚本:氷室勲
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コロンビア大統領直々の依頼
コーヒーやエメラルドの産地として有名な南米のコロンビア。1986年から90年まで同国の大統領に就任したのがビルヒリオ・バルコ・バルガス氏だ。本作には同名のビルヒリオ・バルコ大統領が登場する。例え犯罪者相手でも大統領自らゴルゴに依頼したとあっては一大事なのだが、本名そのままなのはなぜだろうか。
またバルコ大統領の旧友でMIT(マサチューセッツ工科大学)のシュルツ教授は、「(バルコ大統領が)大学のトイレに金魚を入れたのを暴露してやれば失脚するかな」と笑っている。実在するバルコ大統領にもそんな逸話があるのだろうか。
研究者が考える銃の最終進化の形
シュルツ教授とスタッフらが作り上げた新型銃はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を素材に使うことで空港の金属探知機などを素通りし、温度差を視覚化するサイトで格段に明瞭な視野を維持し、無色の炭酸ガスレーザーを照準に用いることで他から気づきにくくしている。
射撃場で満足な結果を得たシュルツ教授は、「これが、銃の最終進化の形だと、私は信じている」と自画自賛するものの、そんな過信がフォールドテストでゴルゴに挑ませ、自分の死につながったはず。踏みとどまるチャンスは多かったと思うが、難敵に挑戦したくなるのが研究者の常らしい。
銃の性能を覆すゴルゴの腕前
他の南米諸国ほど活発ではないものの、コロンビアでも左翼ゲリラなどの反政府勢力の活動は続いている。シュルツ教授が開発した新型銃のテストにそんな組織の1つを用いたことで話が展開していく。
大統領から依頼を受けたゴルゴによってゲリラ組織は壊滅するのだが、今わの際にあるメンバーは、「俺たちゃあモルモットってやつさ」と自嘲しつつ死んでいく。『装甲兵SDR2』『いにしえの法に拠りて』などで意図せずテストターゲットにされた経験のあるゴルゴ。表情にこそ出さないものの、内心苦々しいものを感じたのではないだろうか。
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研 修治
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