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“女殺し屋”という甘美な響き
最近、1993年に発表された映画『蜘蛛女』にハマッています。理由はレナ・オリン演じる女殺し屋モナ・デマルコフが魅力的だから。『二キータ』『キル・ビル』『悪女』……。いつの時代も女殺し屋が登場する映画は大人気ですよね。 我々の脳は“女殺し屋”という甘美な響きに抵抗できない仕様になっているのかもしれません。
そしてゴルゴ13シリーズにも映画に負けず劣らぬ魅力的な女殺し屋たちが登場します。今回は1970年代まで遡って、時代を彩った女殺し屋たちをご紹介しましょう。あなたが惚れた女殺し屋は誰でしたか? どうぞお楽しみください。
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第11巻『VOO DOO』
人を呪い殺す念法「VOO DOO」が誇る呪術師オルガ・タボスが登場する一編。オルガに呪いをかけられたゴルゴは生死の境をさまよう大ピンチに陥りますが……。ゴルゴの照れ笑いや夢精シーンなど超のつく珍場面も続出。
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第13巻『キャサワリー』
“キャサワリー(火食い鳥)”の異名をもつ凄腕の女殺し屋、ヒルデガード・アイヒマンが登場するエピソード。彼女はゴルゴの持病・ギランバレー症候群が再発した時期を狙い勝負をかけますが……。
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第15巻『モスクワ人形』
120ページ超の長編作品。KGBの秘密作戦「人形計画」と「プロジェクト・ホーク」を軸に、KGB諜報員・ミーナの数奇な運命とゴルゴの活躍が並行して描かれています。
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第21巻『海へ向かうエバ』
ゴルゴ13シリーズの最高傑作と評するファンも多い初期の名作で、凄腕の女殺し屋エバ・クルーグマンが登場します。敵対する殺し屋として登場するわけではなく、ゴルゴとの純粋なラブ・ストーリーを楽しむ作品です。
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第34巻『三匹の女豹』
ギリシアに伝わる秘密結社「アスピダ」が誇る3人の女殺し屋・メリナ、ベアトリス、イザべラが登場します。3人一緒ではなく、ひとりずつゴルゴに挑んでいくので3つの対決を楽しむことができる作品です。
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第38巻『タンブル・ウィード』
元ナチスSSの暗殺教官に英才教育をうけた若き女殺し屋・クレメンタインが登場するエピソード。ソ連のスパイだった大学教授を暗殺したクレメンタインは、その罪をゴルゴに擦りつけようとしますが……。
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第48巻『ペチコートレーンの夜霧』
CIAの女性工作員・レッドぺッパーが登場する一編です。ゴルゴとの対決を描く作品ではなく、ゴルゴを愛してしまった女性工作員の視点で女性心理を巧みに描写した作品といえます。
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第58巻『テレパス』
殺し屋ではありませんが、必読の女ライバルとしてご紹介。KGBの「エスパー計画」が生んだ心霊兵器・アンナによって、2度に渡り狙撃を阻止される一編です。言い訳のできない完全な敗北の前にゴルゴは……?
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第76巻『サンタ・アナ』
凄腕の女テロリスト“血まみれのブリギッダ”が登場するエピソードで、インターポールが仕掛ける「テロリスト相殺作戦」を舞台にゴルゴとブリギッダの闘いが描かれます。
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第79巻『ペルソナ・ノン・グラータ』
KGBが誇る正体不明の女殺し屋・クリューチが登場する一編です。最後まで正体がわからない推理作品ですので、ネタバレを避けたい方は解説記事を読まないほうがいいですね。
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第94巻『北の暗殺教官』
元ソ連軍の射撃教官であるソフィア・ノバコフが登場するエピソードで、ゴルゴが共産ゲリラの訓練所に忍び込む“潜入モノ”。真夜中のジャングルで対峙したゴルゴとソフィアは……?
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第110巻『冷血キャサリン』
ゴルゴの子を産んだとされるIRAのテロリスト、キャサリン・マッコールが登場するエピソード。キャサリンの過去や私生活に関する描写が多く、ファン大満足の1話です。
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第184巻『ACT-X』
人体の反応速度を飛躍的に高める新薬「ACT-X」。ACT-Xの軍事転用阻止を依頼されたゴルゴの前に立ちはだかったのは、ACT-Xを投与された超人兵士アナ&マリアでした。
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第193巻『血まみれのマハ』
麻薬組織に雇われている女殺し屋“血まみれのマハ”が登場するエピソード。マハを溺愛する組織のボスは、マハを世界的な殺し屋に育てようとゴルゴに1日だけの弟子入り体験をするよう命じますが……。
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第618話『鳥を見た』
本作に登場する刑事がゴルゴの仕事と勘違いするほど困難な狙撃を行ったスナイパー、ローズが登場するエピソード。最後の最後まで彼女の正体が明かされない、ひねりの効いた作品です。ちなみにゴルゴとの対決はありません。
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■■■ 番外編 ■■■
第3巻『最後の間諜-虫-』
番外編として殺し屋ではありませんが、ゴルゴと対決した女性キャラ達もご紹介しましょう。こちらはスイス銀行をも動かす強大な権力をもつ「虫」と呼ばれる女性の黒幕が登場する一編。ケンカを売られたゴルゴは全財産をかけて乾坤一擲の大勝負に出ます。
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第40巻『アメリカの異邦人』
テロ組織「アメリカの異邦人」を率いる謎の女医・リタが登場するエピソード。ゴルゴの乗ったバスを崖から転落させたり、ゴルゴを麻酔銃で眠らせて拉致するなど、70年代作品にしては珍しく過激な行動をみせた女性キャラクターです。
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第43巻『ミステリーの女王』
世界的な小説家マッジ・ペンローズが「ゴルゴの半生を小説にする」と宣言し宣戦布告。「どちらが先に死ぬかの勝負」とまで言い切るペンローズは、軍が用意した要塞に篭もり執筆活動を進める。ゴルゴはペンローズの野望を阻止できるのか……!?
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第52巻『クリスマス24アワーズ』
さいとう先生の人気劇画『ホテル探偵DOLL』の主人公で、マグナムを自在に操る女探偵・DOLLが登場する一編です。他の劇画作品の主人公が『ゴルゴ13』にゲスト出演するのは本作だけ。先に『ホテル探偵DOLL』を1巻だけでも読んでおくと一層楽しめますよ。
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第70巻『血統の掟』
没落貴族の出身で競走馬の育成をするシーリアが登場するエピソード。自らが手塩にかけた愛馬がゴルゴに狙われていることを知り、ゴルゴの前に立ちはだかりますが……。じつは彼女、狙撃の名手でもあり、シーリアのレミントンvsゴルゴのM-16の対決もみどころとなっているのです。
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第75巻『システム・ダウン』
大手生命保険会社の敏腕調査員ヨーコ・マッキンレーが登場する一編。大口顧客をゴルゴに殺害されると会社が大損害を被るため、ヨーコはゴルゴへの連絡ルートをズタズタに破壊する作戦にでる。ゴルゴへの連絡ルートが次々と明らかになる異色作です。
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第82巻『ザ・イルカ』
イルカの軍事利用を研究する海洋動物研究所のドクター・ドルフが登場します。ドクター・ドルフは眼鏡がよく似合う、プライドの高い金髪美女。自らを“イルカ軍団の女王”と呼び、兵器と化したイルカを差し向けますが……。ゴルゴの頭脳プレーも楽しめます。
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第101巻『カオスの帝国』
群集心理は数学的に解析が可能だとする「社会カオス理論」の第一人者であるジョゼフソン准教授が登場。彼女はこの理論を使って群集の心理を誘導できることを証明するため、ゴルゴに自分の暗殺を依頼し、群衆を誘導してそれを阻止するという実験を試みますが……。
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第121巻『オーバー・ザ・スカイ』
世界的メディア王・ワールドロップを父にもつ才媛、リンダが登場。リンダは殺された恋人の敵討ちのため、ゴルゴと依頼人が会談している映像を入手し、全世界に公表しようと企みます。続編『オーバー・ザ・スカイ2』と併せて長編として楽しめますよ。
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第141巻『ミステリーの女王2』
22年の時を経て、あの名作の続編が登場。女王を演じるのはハリウッドの映画制作会社大手「シネガイア・ピクチャーズ」のCEO、サラ・キャンドレス。彼女はゴルゴを主役として起用し、現代版「悪のヒーロー」誕生を目論見ますが……。
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第188巻『キャノピーからの使者』
生物学者である父親をゴルゴに殺され復讐を誓う女性・ウルガが登場。矢毒ガエルのアルカロイド系の神経毒を使いゴルゴの命を狙います。一般人ながらシリーズ半世紀以上の歴史のなかでも、最もゴルゴを追い詰めた人物のひとりでしょう。
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斉藤 ルッチ
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