この記事の目次
簡単なあらすじ
SPコミックス第105巻収録。原子力潜水艦ボリニア号がソ連からインドへ売却されることが決定した。このボリビア号を入手することができなかった中国軍部は、ボリビア号がインドに到着する前に破壊しようとする。インド側はその計画を阻止するため、ゴルゴをインドの海軍武官という名目でボリビア号に潜入させるが……。 脚本:さいとうひろし
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中国の本性が赤裸々に
本作で舞台となるのは、ロシアからインドに売却されることが決定した原子力潜水艦の中だ。興味深いのは取引の当事者であるロシアとインドのみならず、アメリカや中国までが絡んでくるところ。
鄧小平らしき人物が海洋汚染に反対するデモを画策させるだけでなく、アメリカのチャイナロビーに働きかけて原子力潜水艦を浮上させる計画を画策し、さらにロシア軍内の内応者にサボタージュまでさせるというあらゆる手段を使っている様が描かれている。現代の日本でも中国に夢や理想を抱いている人が少なくないようだが、これが中国の本性と見るべきだろう。
潜水艦の中でゴルゴが考えていること
ゴルゴはそうした妨害工作の阻止をインドから依頼される。ただし「潜水艦を守護する」との依頼を「対“テロ”としての仕事」として引き受けているのは、ゴルゴの流儀にかなった手法。インド海軍の武官を装って潜水艦に乗り込んだゴルゴがロシア海軍の艦長から、「物珍しさに圧倒されて、我々の会話も聞いちゃおらん」と言われる場面もある。
しかしゴルゴはインドの核エネルギー開発統括者で豪族の娘でもある依頼者との会話を思い出している……だけでなく、その後の情事までも思い返していた。案外ゴルゴの本性はムッツリスケベなのかもしれない。
「ゴルゴを部下に持ちたい」の言葉
遭難したロシア人の女性科学者として紛れ込んだテロリストを最終的に始末したゴルゴは、インドからの依頼を遂行することで潜水艦の無事を保持するとともに他の乗員を救った形にもなっている。乗艦した当初はゴルゴを軽く見ていた艦長にも、「大胆で沈着なやつ…部下に持つならああいう男を持ちたいものだ」とまで言わせている。
混乱が収まった後、前方に移動するために再度浮上した潜水艦の上部に出たゴルゴ。そしてそれを背後から見つめる艦長。大きく立場こそ違えども、男と男が視線によって語り合っている名場面と言えるだろう。
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研 修治
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