この記事の目次
簡単なあらすじ
SPコミックス未収録作品。日本の優秀な研究者・技術者をスカウトし知財を流出させ、日本の弱体化をねらう“賢人計画”。背後で暗躍する謎の教団・聖ミハイル使徒団と、日本の公安調査庁&英国MI6合同チームとの攻防を描く。話題の新キャラ、シャーリー・アンドリュースが早くも再登場。脚本:夏緑
ゴルゴのそっくりさん
本作でキーパーソンとなる聖ミハイル使徒団の大司教ボリス・トゴノフ。髪や眉の色こそ異なるものの、初登場時にはゴルゴと瓜二つの風貌をしており、読者であれば「ゴルゴじゃないの?」と思うだろう。読み進めることでゴルゴの変装と分かるが、本物のトゴノフは眉がわずかに細いくらいで、ゴルゴによく似ている。
変装や整形手術は別として、『間違われた男』に登場したトニー・トウゴウも、ゴルゴそっくりだったことで事件に巻き込まれていた。「世の中には自分にそっくりな人が3人はいる」の言葉がある。もうひとりが登場することがあるのだろうか。
ヒューム卿の遺産
日本の公安調査庁とイギリスのMI6の共同作戦として、つなぎ役になったのがシャーリー・アンドリュース。元MI6部長であるヒューム卿の又姪であり、『ゴッド・セイブ・ザ・キング』でもおなじみの顔。上司のギャラガー部長はゴルゴと会って生き残ったシャーリーを「適性がある」と判断して共同作戦に参加させた。
ゴルゴに関わった女が少なからず悲劇的な最後を遂げてきたことから、ギャラガーの判断には賛同したい。経験を積んだシャーリーが10年後、20年後にはMI6初の女性部長として、ゴルゴと相対する関係になるかもしれない。
一人の軍隊
MI6の依頼は宗教団体を隠れ蓑にした知的人材の囲い込み、つまり賢人計画の破壊とこれを推進する枢機卿の暗殺だ。トゴノフ大司教に変装したゴルゴを教団に送り込むことは失敗に終わったものの、団体に詳しい公安職員と女信者ジルケの手助けを得て、ゴルゴは依頼を完遂する。
ギャラガーが「一人の軍隊」と言ったように、ゴルゴでなければ達成は困難だ。脱出直後、2人の敵に挟まれた危機も、銃声が1発にしか聞こえない2度撃ちでゴルゴは切り抜ける。ジルケが命を落としたのをみれば、シャーリーが生き残ったのはヒューム卿の存在があればこそだろう。
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研 修治
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