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華麗なる初期のゴルゴ・ガールたち
1960年代のゴルゴ・ガールは一様にイギリスのTV番組『サンダー・バード』に出てくる人形のような顔立ち。瞳がクリッと大きいグラマラスな体型の美女が多く、コマによってはズングリ体型にみえるのが特徴です。『ゴルゴ13』は1968年の連載開始ですから、60年代の美女キャラは少なくて貴重な存在。今回はその中から10人のゴルゴ・ガールをピックアップしてご紹介しましょう。どうぞお楽しみください。
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第1巻『ビッグ・セイフ作戦』出演のウッドペッカー
記念すべきゴルゴ・ガール第1号は、シリーズ第1話『ビッグ・セイフ作戦』に出演した英国諜報部の女スパイ、暗号名“ウッドペッカー”です。ホテルメイドのコスプレ姿で登場し、ゴルゴのアシスタント役を務めました。最後は殉死してしまいます。
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第1巻『デロスの咆哮』出演のアルガリータ
つづくシリーズ第2話『デロスの咆哮』にも魅惑のギリシャ美人が登場。ゴルゴの投宿先の女主人・アルガリータです。薬物を飲まされてのたうちまわるゴルゴを助け、情熱的な一夜を過ごしました。ゴルゴとのシリーズ初となるロマンスを演じたのがこのアルガリータです。
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第2巻『ブービートラップ』出演のシャルル
ヨーロッパの秘密結社・薔薇十字同盟とゴルゴとの死闘を描いた『ブービー・トラップ』に登場するのは薔薇十字同盟の女工作員シャルル(偽名)。本名は定かではありませんが、彼女の白ガーター姿に性の目覚めを経験したという御仁も多いのではないでしょうか。
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第2巻『ゴルゴin砂嵐』出演のフロイライン
イスラエルとアラブ連合が火花を散らした中東戦争を題材にした一編で、ゴルゴ・ガールとして登場するのは両国間で暗躍する二重スパイ、フロイライン・へーゼラーです。イスラエル軍の軍服姿が決まっていました。ロマンス・シーンも濃厚ですよ。
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第2巻『白夜は愛のうめき』出演の一般女性
夫に裏切られ自暴自棄になった女性の厭世観を描いた『白夜は愛のうめき』。こちらに登場した美女には名前がありません。デッサン調で描かれる初期のロマンス・シーンは必読です。一般読者はもとより、多くの著名人がベスト・エピソードにあげるゴルゴ・ロマンスの金字塔。
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第3巻『ベイルートVIA』出演のリーハ
パレスチナ解放機構が誇る6人のゲリラグループ「スパイダー6」の紅一点として登場するガミール・リーハは、長い黒髪が印象的な美女。新聞記者として潜入したゴルゴに髭剃り用のカミソリを貸してしまうというミスを犯し、命を落とします。
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第3巻『駅馬車の通った町』出演の赤毛のモーリィ
第3巻収録『駅馬車の通った町』に登場したのは赤毛のモーリィ。男勝りな口調が魅力のグラマラスな美女です。モーリィから町の荒くれ者を退治してほしいと懇願されたゴルゴ。彼女からの頼まれ事は断るものの、男女のことはキチンとやっています。
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第3巻『メランコリー・夏』出演のステラ
8人目は第3巻収録『メランコリー・夏』に登場したステラ。ゴルゴの標的・グラストンの妻という役柄で登場します。ステラと偽装結婚をすることで国外逃亡を図ったグラストン。逃亡成功後はステラの前から姿を消すつもりでしたが……。男女の機微を巧みに描いた短編。
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第4巻『WHO!?』出演のナンシイ
その豊満な肉体で当時の少年たちを煽情していたのが第4巻収録『WHO!?』に登場したナンシイです。初っ端から炸裂するセクシーカットはネットのない1960年代では刺激的すぎる“お宝”であったことでしょう。ヤフオクで『WHO!?』を掲載したビッグコミックを探していますが見つかりませんからね(笑)。
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第5巻『白の死線』出演の女司令官
司令官みずから娼婦として近づいたものの、ゴルゴの「顔つきがKGBだ」の一言で正体がバレてしまう。依頼をしたものの、仕事後はゴルゴを消しにかかったため、彼の逆鱗にふれてしまう役どころ。これほどの美人に名前がないのは残念。
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斉藤 ルッチ

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