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著者自身が厳選!最強ランキング第1位は?
連載35周年(2003年)を記念して発行された『さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13』。さいとう・たかを先生ご自身が、その出来映えに最も満足している名作・傑作13作品を掲載した本書は、まさに劇画の真髄が凝縮された必読の一冊。
今回は本書で紹介された名作・傑作13作品の最強ランキングを当サイトで完全再現してみましょう。読むべき一冊を決めかねているあなたも、これを読めば大丈夫。どうぞお楽しみください。
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第61巻『死闘ダイヤ・カット・ダイヤ』
神業スナイプ部門のランキングでは必ず上位にランクインする傑作エピソード。依頼者、ターゲット、協力者といった脇役が魅力的に描かれており、完成度が非常に高い一編。
最強の硬度を誇るダイヤでさえ、場所と角度によっては粉砕可能だと知ったさいとう先生は、瞬時に構成が頭に浮かんだといいます。
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第2巻『檻の中の眠り』
初期作品の最高傑作と評するファンも多い作品で、ゴルゴが他人に対して初めて「ゴルゴ13」と名乗ったレアな場面が登場。
本作が原因で「ゴルゴを喋らせすぎるのはマズイ」ということになり、以後、無口のキャラクターが定着していった。そんな記念碑的(?)作品でもあります。
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第64巻『2万5千年の荒野』
死を覚悟したバリーが最後の一服をしようとした際、ゴルゴがライターを差し出すシーンが語り草となった作品。
「ゴルゴ13を冷酷無比な機械のような人間には描きたくなかった」という、さいとう先生の気持ちが見事に描写された場面は必見です。
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第15巻『モスクワ人形』
普通のOLとして働いていたミーナが、KGBの腕利きエージェントとして成長していく数奇な運命を描いた長編エピソードです。
脚本は“名作製造機”K・元美津さん。K・元美津さんの描く女性像には、さいとう先生もおおいに刺激をうけたと語っておられます。
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第81巻『すべて人民のもの』
ゴルゴに流れているのはロシア最後の皇帝・ニコライ2世の血なのか?大胆な仮説で迫る歴史スペクタクル。
シリーズきっての人気テーマ「出生の秘密シリーズ」のなかでも、『芹沢家殺人事件』と並んでひときわ思い入れのある作品だと、さいとう先生は語っておられます。
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第77巻『ルート95』
7年前にマフィアから足を洗い消息を絶った“ビッグ・ドン”こと、ドン・バローネの殺害事件をめぐる謎。真犯人はだれか?
バローネの身辺に現れるゴルゴの目的は?早撃ちのガンマン、左利きのジョーとの対決もみどころ。さいとう先生が「沖吾郎」名義で脚本を書いた作品です。
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第111巻『マークのリクエスト』
“戦後の闇”モノの印象がつよい国分康一さんが脚本を担当した人間ドラマ。さいとう先生も「ひとめで気に入った」と語っておられます。
異常犯罪者の連続殺人事件として捜査を始めたFBI捜査官のワトソンは、連邦刑務所に服役中のマーカス・モンゴメリーに狙いを定める。
そして彼には世界中から手紙が届き、直後に必ず“讃美歌13番”をラジオにリクエストしている事実を突き止めるのですが……。
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第31巻『落日の死影』
8作品目はSPコミックス第31巻に収録の「落日の死影」。 直木賞作家・船戸与一が、作家デビュー前に別名義で脚本を担当した貴重な一編。
ある作戦で孤島の研究所へ潜入したゴルゴが、実力伯仲のライバルと対決する。さいとう先生が「強いライバルを登場させなければ」と焦っていた時期の作品です。
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第25巻『夜は消えず』
町長夫人のダニエルは娼婦をしていた5年前、ゴルゴに抱かれ、同時に“ある秘密”を共有していた。
5年後、町のパーティーで偶然ゴルゴと再会したダニエルは、ゴルゴが“ある秘密”をネタに恐喝してきたと勘違いしてしまい……。
さいとう先生は実在の映画俳優をモチーフに描いたと語っておられます。さて、あなたはその俳優が誰なのかわかりますか?
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第19巻『ジェット・ストリーム』
さいとう先生が絶賛するK・元美津さんの脚本がまたまた登場。ハイジャックされた旅客機に、偶然ゴルゴが乗りあわせていたという設定で物語が進みます。
MI6の部長・ヒュームは、ゴルゴにだけ理解できる暗号文を機内に届けることで、テロリストの殲滅を依頼しますが……。
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第3巻『駅馬車の通った町』
さいとう先生が「西部劇を日本のチャンバラの間合いで描いた」という意欲作。ゴロツキ親子のダディとリッキーが牛耳る小さな町。この町で車が故障したゴルゴは、翌朝まで来ない列車を待つことに。
町のゴロツキ連中が来訪者のゴルゴを面白がってからかい始めますが、ゴルゴは相手にしない。そんな高飛車な態度にプライドを傷つけられたリッキーは、ゴルゴに銃をむけてしまう……。
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第35巻『神に贈られし物』
捜査をかいくぐるゴルゴの手腕に主眼が置かれた作品で、さいとう先生も「すべて計算尽くでうごくゴルゴの小面憎い性格をだせた」と語っておられます。
お祭りで売ってる風船を持っていたり、コルク銃の射的で遊んだりするゴルゴが可愛い。過激なドンパチ作品の合間にサクッと読める作品です。
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第89巻『BEST BANK』
金融業界の息詰まる攻防を圧倒的スケールで描く人気作。現役銀行マンが持ち込んだ脚本をみたさいとう先生は、「ここまで書いていいのか」と驚きを隠せなかったといいます。
2大銀行の合併によって世界有数のメガバンクとなった「やまと銀行」。会長に就任した大蔵官僚出身の坂本には、経営理念をめぐって敵対勢力の陰謀が渦巻いていた……。続編もあります!
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斉藤 ルッチ
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