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強く優秀な女性たち。原点回帰の作品も
『女性キャラ大集合1990’s』では来るべき“女性の時代”を予見するかのように、社会進出を果たす才媛たちが台頭しました。2000年代作品でもその流れを継承し、教授・医師・家元・司令官といった社会的な地位を確立した女性が多数登場します。
さらに踊り子や犯罪者などをヒロインに置く原点回帰ともいえる作品まであり、年代を問わず楽しんでいただけるラインナップとなっています。今回はこの中から9人の美女たちを厳選してお届けしましょう。なお、女性の殺し屋が登場するエピソードは別途「華麗なる女殺し屋たち」の記事でまとめてあります。こちらもぜひご覧ください。
第140巻『パンドラの柩』出演のマリナ
遺伝子工学の権威Dr.マリナ・パットナムが登場する一編です。ゴルゴの毛髪からDNAを採取し、別人に導入することで最強の兵士を作る計画が浮上。ゴルゴはマリナに助言を求めますが……。ゴルゴを“目で犯す”マリナの好色ぶりが上手く描かれています。
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第153巻『MASK』出演のマリアンヌ
“CIAの花”と呼ばれる美貌の局員・マリアンヌが登場します。マリアとかマリアンヌといった名前を与えられる女性キャラは、丁寧に描かれるのがゴルゴ13シリーズの伝統。作中にもマリアンヌの熱烈なファンと名乗る怪人物が登場し、彼女をモノにしようと奮闘します。
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第155巻『一射一生』出演の竹林弥生
言わずと知れた人気作。日本の暗殺弓術「鞍馬竹林流」の家元・竹林弥生が登場します。弥生は背後からゴルゴの身体に触れた数少ない人物のひとり。物語はゴルゴが地球の危機を救う壮大なもので、死人が一人も出ないハッピーエンドな作品でもあります。
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第162巻『海の鉱山』出演のドーニャ
ゴルゴと2度、ベッドを共にする女性・ドーニャが登場します。始末した標的がドーニャとの結婚を夢見ていたことを知り、ゴルゴは依頼人の嘘を追及しますが……。他にもゴルゴに協力する美人情報員も登場し、美女キャラ好きの読者には大満足の一編となっています。
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第166巻『環の城』出演のヤンフィ
中国の行政・ジャーナリズムの歪を描く社会派作品。元ジャーナリストの中国人女性・陽輝(ヤンフィ)が登場します。彼女は同じく元ジャーナリストの文秀とともに政界の不正を告発するために奮闘。シリーズでは金髪ヒロインが多いだけに、彼女の登場は新鮮でした。
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第171巻『赤い五月の使命』出演のレーナ
テロ組織「赤い五月の使命」の女帝・レーナが登場する一編です。レーナは元軍人の経歴をもつ黒髪美女。惨めな扱いに甘んじているロシア軍人に、かつてのエリート的立場を取り戻すため病原菌テロを画策しますが……。
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第177巻『夏の老人』出演の佐代子
ゴルゴが銃の部品を発注していた日本の名職人・高柳廣一にスポットをあてた一編。高柳の娘で、黒髪の清楚キャラ・佐代子が登場します。亡き父の銀行通帳に海外からの多額の振込みがあることを知った佐代子は、独自に調査を開始しますが……。
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第178巻『許された命』出演のマリア
生命の尊厳をテーマにした短編作品。銀行を襲った強盗団のひとり・マリアがヒロインとして登場します。息子を見捨てて逃げた強盗団に制裁を加えるべく、ゴルゴを雇う大富豪。しかしゴルゴはマリアの処刑に限り「5ヶ月延期する」と通告するのでした……。
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第185巻『カリブの人喰い菌』出演のエリザベス
平成作品屈指の美女、エリザベス・マクレーン医師が登場する一編です。ゴルゴもほとんど登場せず、エリザベスが主役扱いされています。収録巻の185巻にはゴルゴが初めて抱いた日本人女性・六条有香が登場する『史上初の狙撃者』が併録。美女キャラ好きの読者は必見の1冊でしょう。
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斉藤 ルッチ

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