女性の時代に相応しい才媛が勢揃い

60年代・70年代はゴルゴに泣かされる女性、80年代は逆にゴルゴを泣かせる女性が台頭しました。そして90年代のゴルゴ・ガールは来るべき“女性の時代”を予見するかのように、社会進出を果たした才媛たちが多数登場しています。

ゴルゴ13シリーズの特徴として、才媛であればあるほど好色家として描かれる側面がありますので、美女キャラ好きの読者には興味津々といったところでしょう。今回はこの才媛たちの中から13人のゴルゴ・ガールを厳選してご紹介したいと思います。なお、女性の殺し屋が登場するエピソードは別途「華麗なる女殺し屋たち」の記事でまとめてあります。こちらもぜひご覧ください。

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第83巻『マイアミの奇跡』出演のグロリア

若くて魅力的な妻をもった老富豪の苦悩を描いた人間ドラマ。老富豪・デビッドの妻として“ミス・フロリダ”の称号をもつグロリアが登場します。グロリアは某国の王子や、有名ロック歌手との浮気を繰り返す超肉食系の金髪美女。ちなみにゴルゴとの情事はありません。
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第88巻『東欧の激動・六日間革命』出演のアナ

1989年のルーマニア革命を下敷きにしたスリル＆サスペンス作品。反政府組織に所属する女闘士アナ・カンテリアが登場します。もともとセクリターテ（秘密警察）に所属していたクールな女性ですが、ゴルゴに抱かれ汗だくになる落差を見事に演じています。
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第91巻『顔のない逃亡者』出演のピンキー

オフィシャル・ブック『THEゴルゴ学』の女性キャラ・ランキングで、第2位に輝いたピンキーが登場するエピソードです。ピンキーは豊満な肉体をもつ金髪美女ですが、自分の魅力に屈しなかったゴルゴを「ホモだ！」と批難しました。
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第91巻『死仮面の館』出演のナディネ

ヨーロッパの古城を舞台にした読者参加型のミステリー。不思議な予知能力をもつ女性・ナディネが登場します。ナディネは「この体に逆らえる男が、いると思えて……？」と発言するほど、自分の美貌に自信をもつ東欧風美女。ゴルゴを誘惑したその結末は……？
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第96巻『ノー・リレーション』出演のグレタ

ゴルゴの標的である女殺し屋と同姓同名で、しかも女殺し屋と同じホテルに宿泊してしまった女性・グレタの恐怖の1日を描くサスペンス。グレタは黒髪のイタリア人女性で、危機を脱する際にみせた機転の良さはなかなかのものでした。
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第101巻『カオスの帝国』出演のアイリーン

オフィシャル・ブック『THEゴルゴ学』の女性キャラ・ランキングで、第6位に輝いたアイリーン・ジョゼフソンが登場するエピソード。アイリーンは「社会カオス理論」の第一人者ですが、才媛であればあるほど好色家に描くのが『ゴルゴ13』の特徴です。
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第105巻『バスク・空白の依頼』出演の一般女性

ゴルゴが爆弾テロに巻き込まれ記憶喪失となるエピソードで、重傷のゴルゴを救い介抱した女性（名前はなし）が登場します。女性は短髪で格闘技に秀でている、これまでにない女性キャラクターです。烈女キャラがお好きな読者にはよろこんでいただけるでしょう。
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第105巻『北緯九十度のハッティ』出演の女性政治家

インドの核エネルギー開発を統括する女実力者（名前はなし）が登場します。黒髪のインド人美女が登場する作品もなかなか珍しく、彼女との情事は数日経ってからもゴルゴが回想するほど、濃密なものだったようです。
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第117巻『フルマーク』出演のメアリージョー

オリンピックのライフル射撃で、花形選手として活躍する金髪美女・メアリージョーが登場するエピソードです。男勝りで気性の荒いメアリージョーですが、競技ではスランプの真っ只中。彼女は偶然出会ったゴルゴに、限界を超える方法を学びますが……。
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第121巻『オーバー・ザ・スカイ』出演のリンダ

シリーズ屈指の人気を誇る女性キャラクター、リンダ・ワールドロップが登場するエピソード。武本サブロー氏率いる武本班が描く女性がお好きな方は必見です。続編の123巻『オーバー・ザ・スカイ2』も併せて読みたいですね。
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第126巻『スフィンクスの微笑』出演のルシア

大学で考古学を学ぶ黒髪のエジプト人女性・ルシアが登場します。尊敬する父がエジプト遺跡の盗掘犯であることを知ったルシアはある行動に出ますが……。ゴルゴがサハラ砂漠で生死の境を彷徨う“絶体絶命エピソード”でもあります。
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第126巻『ゼロ・エミッション』出演のクライトン

スクープに命をかける女性カメラマン、クライトンが登場するエピソードです。野心家であるクライトンは自らの美貌を武器に、MI6の諜報員から情報を聞き出すなどプロのスパイ顔負けの活躍をみせました。最後はゴルゴの狙撃シーンをカメラに収めようとして……。
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第128巻『演出国家』出演のクレイン

国連安全保障委員会の実力者・クレイン女史が登場します。ハーバード大を主席で卒業した知性をもつクレインは、「私を燃えさせてくれる男なんか…ただの一度も出会ったことない」と語るクールな金髪美女。それがゴルゴと出会ったことで……。
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斉藤 ルッチ

休日は日がな一日、本や漫画を読んで過ごしております。好きな漫画家はさいとう・たかを、寺沢武一、弘兼憲史、荒木飛呂彦、原秀則などなど。

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