この記事の目次
簡単なあらすじ
SPコミックス第15巻収録。あるFBI捜査官。彼は6年前、ゴルゴを拘束したものの、国防省からの圧力で身柄を引き渡さざるを得ず、抗議したものの左遷され、このたび定年を迎えるに至った。そんな彼が余生を送ろうと決めているハワイで、またしてもゴルゴが狙撃事件を起こす。事件後、ゴルゴの前に現れた捜査官が言った意外な言葉とは……? 脚本:北鏡太
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日本人が少なかったころのハワイ
冒頭の舞台はハワイのワイキキビーチ。シカゴマフィアの大物がゴルゴに狙撃されたことから物語が始まる。昨今なら日本人観光客が大騒ぎするだろうが、1973年6月発表の本作。日本人の海外旅行客がようやく100万人を越えた頃。
しかも同年4月に変動相場制が導入されたものの、1ドルは250~300円前後の高値であり、ハワイですら庶民とは縁遠かった時期だ。ひと仕事終えたゴルゴはホテルの屋上でタバコを口にする。そのままさっさとハワイを離れていれば良かったのだけれども、若かりしゴルゴには油断があったのだろうか。
ゴルゴを見つける敏腕捜査官
大物の殺人事件にワイキキ警察署がてんてこ舞いになる中、1人冷静なのがFBIのレオン・ゴールドマン捜査官。「第一報を聞いた時から、君の仕事だという予感がしていた」のように語るレオンは、「トレーニングを欠かさないはず」との第六感に従って体育館に向かいゴルゴを発見する。さすが敏腕捜査官だ。
そこで「逮捕だ!」とならないのは、6年前の別件でレオンがゴルゴを拘留こそしたものの、国防省やCIAの横やりにより無効にされた過去があったため。ゴルゴシリーズの連載開始は1968年。ここでも読者に窺い知れない依頼のあったことが分かる。
最後にレオンが狙撃されたのは?
最後にレオン捜査官が殺されて終わる本作。犯人はゴルゴだろうが、動機が不明瞭だ。情けをかけられたことがゴルゴの琴線に触れたのか。それとも敏腕レオンが脅威になる可能性を感じたのか。
約10年後の『7号コテージ事件』では、ゴルゴが使ったコテージに独断で侵入したマーウィック刑事を害することなく見逃している。10年の歳月はゴルゴを変えたのかもしれない。ともに若くてきれいな奥さんを持つマーウィック刑事とレオン捜査官。直接レオンから、「若い魅力的な妻もいる」とのろけられたゴルゴが嫉妬した……なんてことはないと思いたい。
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研 修治
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