この記事の目次
簡単なあらすじ
ワイド版第48巻収録。演習場視察に相模を訪れた平蔵と忠吾は、街中で掏り師の親子を発見し尾行する。アジトを包囲するため人手を借りたい旨を代官所に申し出るが、助っ人にやってきたのは村の老人達だった……。嬉々として捕り物を手伝う老人達に癒される、ほのぼの系エピソード。
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鬼平と忠吾の旅シリーズ
鬼平も役人として従事しているため、市中見回りや盗賊の捕縛だけの業務に留まらず、お役目は多岐に渡ってこなさねばならない。時として地方への出張をし、方々を視察する事も重要なお役目である。
地方へと出張するエピソードは時折登場するが、同心がお供をする場合には、ほぼ忠吾が任命されるのがお約束と言ってもいいだろう。平蔵のプライベートな旅行も含め、『盗法秘伝』『俄用心棒』などの人気エピソードでも平蔵のお供は忠吾が任されている。
しっかり者の平蔵と、忠吾のしくじりが良いコントラストになってストーリーが展開されていくのも面白いぞ。本作では忠吾がどんなしくじりをするのだろうか。忠吾のおとぼけストーリーも見ものだ。
賦役に苦しんだ村人たち
賦役(ぶえき、ふえき)というのは、税の一つの形と考えるのが分かりやすいだろう。割合の決まった金を納めるのではなく、公共事業などの労働にて税を払う方法だ。
本作に登場する村人たちも様々な労働に駆り出される為に、農作業など村の仕事が回らない窮状を訴えているようである。
古来から税の形として存在していた物だが、日本では第二次世界大戦を境に賦役は無くなっている。やはり人権的な問題を多く含んでいる税の形は、近代社会では扱いが難しいのであろうか。
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天晴、鬼平の裁き
捕り物に必要な人員確保を要請するも、駆り出された村人は老人ばかり。それでも亀の甲より年の功と言わんばかりに、爺さま達の活躍によって盗っ人は捕縛される。
そんな爺さま達は鬼平を出し抜いたと喜んでいるものの、鬼平の目は節穴ではない。爺さま達の素行を見抜いた鬼平が、爺さま達に下した裁きとは……。自らを“ぼんくら役人”と卑下する鬼平ではあったが、その人情溢れる裁きには鬼平らしさが表れているのだ。
平蔵の出張ストーリーは、地方の人々の生活を垣間見る事が出来るのも魅力の一つだ。そんな視点から鬼平の魅力を知りたい方には、本作は手にして損がない作品と言えるぞ。
滝田 莞爾
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