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毎日新聞に「13年式G型トラクター買いたし」
2012年11月7日の毎日新聞の夕刊には「13年式G型トラクター買いたし」というゴルゴ13への依頼広告が実際に掲載されたそうです。これは毎日新聞社創立140周年を記念した企画広告だったそうですが、このときの販売部数は通常の20%増しだったとか。ゴルゴ13恐るべしですね。
そこで今回の記事では謎に包まれたゴルゴ13への接触方法を一挙ご紹介。街の古本屋を通じて依頼する方法からSF映画のような壮大な依頼方法まで、その方法はさまざま。もちろん連絡方法が明かされる話題性を除いても、十分に読みごたえのある傑作揃いです。どうぞお楽しみください。
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第7巻『番号預金口座』
スペインで孤児院を営むエゴータ夫人を訪ね、合言葉を交わす連絡方法が明かされるエピソードです。エゴータ夫人は依頼人に対して、ゴルゴとの会談へむけての注意点や、プロフェッショナルの流儀をレクチャーするなど頼もしい存在でした。
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第17巻『柩に誓いを』
ゴルゴへの連絡役でもっとも有名なマーカス・モンゴメリーが初登場。「賛美歌13番ルート」と呼ばれる連絡方法が明らかにされます。このあとゴルゴ13にとって欠かせない脇役に成長するマーク。“連絡方法系”のエピソードでは必読の一編です。
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第19巻『ジェット・ストリーム』
旅客機のハイジャック事件が発生。乗客名簿にゴルゴの名前を発見したMI6のヒューム部長は、ゴルゴだけに理解できる「13」のキーワードを挿入したメッセージを発信することで依頼を遂げました。“後払いのヒューム”ですから、報酬はもちろん後払いです。
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第75巻『システム・ダウン』
保険調査員・ヨーコがゴルゴの連絡網をつぎつぎに特定。「新聞にG13型トラクターの広告を出す」「特定の企業の株を買い暴落させる」「ラスベガスのカジノで合言葉を伝える」など新たな連絡方法が目白押しです。先に第17巻『柩に誓いを』を読んでおくと一層楽しめます。
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第83巻『シビリアン・コントロール』
フランスに存在する二つの諜報機関・DST(国土保安局)と、DGSE(対外治安総局)が、次期大統領選挙をめぐって醜い権力争いを繰り広げる一編。本作の依頼人はHAM(アマチュア無線)のコールサインを用いてゴルゴに連絡を取りました。
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第97巻『最後の顧客』
特定の新聞に「フォンデューを二人だけで食したい」という広告記事を載せるルートが明かされるエピソード。秀逸なドラマとサスペンスで連絡方法の話題性を抜きにしても、十分に楽しめる傑作です。
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第111巻『マークのリクエスト』
ゴルゴと連絡係マーカス・モンゴメリーとの絆を描いた一編。新たな連絡方法は明かされませんが、マークの出自やゴルゴとの邂逅にスポットが当てられた興味深いエピソードです。先に『柩に誓いを』『システム・ダウン』を読んでおくと一層楽しめます。
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第128巻『300万通の絵葉書』
「ガンと戦う少年パートリッジ君宛に手紙を送る」という連絡方法が明かされるエピソード。この連絡方法が何者かによって妨害されるサスペンス要素の強い作品となっています。初登場の連絡係・スローン爺さんも登場します。
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第137巻『生存確率0.13%』
新聞に「英国R、G&M商会、船員募集」の広告を出すルートが明かされる一編です。CIAがゴルゴへの連絡係に固有の暗号名を与えているなど興味深い記述も登場。ゴルゴの数少ない握手シーンが登場するレアなエピソードでもあります。
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第139巻『冥王の密約』
重傷のゴルゴを救ったノイマン医師が登場。ゴルゴがノイマンに対して自ら連絡方法を書いたメモを手渡すという貴重なエピソード。続編の134巻『パッチワークの蜜蜂たち』では、ノイマン医師の奥さんがこのメモを使ってゴルゴに依頼をしています。
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第147巻『バイルス・チェイス』
緊急時に使用する最後の通信方法かつ米国にしか許されていない特殊な連絡ルート「13スターズ作戦」が明かされるエピソード。「そんなのアリか!?」というファンの度肝を抜く連絡方法が登場します。
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第161巻『依頼保留』
第19巻『ジェット・ストリーム』同様、緊急時にゴルゴだけに分かる特殊な暗号文を発信することで依頼を完遂するストーリーです。依頼人はFBIのエドガー副長官ですから、上級者向け(?)の依頼方法といえます。
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第170巻『双龍狙撃指令』
東京都千代田区の神保町にある古本屋「杉本書店」で、ヨハネ黙示録の13ページ目を取り寄せる連絡ルートが登場。日本にもゴルゴへの連絡拠点があることが明かされます。杉本書店の老夫婦がいい味を出しています。
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第172巻『東ドイツの残骸』
グアテマラの孤児院に“G”と名乗って手紙と寄付を贈ると、院長夫人が会見場所を示したお礼の談話を発表する連絡ルートが明かされます。ストーリー自体は旧KGBの極秘ファイルをめぐるサスペンスで、とくに戦後ミステリー好きには堪らない一編です。
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第192巻『軍隊を持たぬ国』
軍隊を持たぬ国・アイスランドに、巨大テーマパークを建設する中国の不動産王。しかしそれはアイスランドを実効支配するための策略だった……。アイスランド首相が“核兵器の発射ボタン”と形容したゴルゴへの連絡方法とは? 先に『ミステリーの女王』を読んでおくと一層楽しめますよ。
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第638話『哀しみの予知夢』
「13年式G型トラクター買いたし」の新聞広告をだす方法は有名ですが、本作では「13年式G型トラクター」にネット注文をだす方法が明かされます。自宅からの注文は認められず、決まった古本屋に出向き、その場で注文を出さなければいけません。依頼もネット時代に対応しているんですね。
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斉藤 ルッチ
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